Cucina Italiana

クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第11号

「春夏のお祝いとごちそう」

はじめに



コムニオーネの食事会

 ローマ人は、イベント好きで、仕事より、イベントを優先します。知合いのイタリア人ドライバーは、住宅ローンを抱えて、アップアップなのですが、いくらギャラを積んでも、メーデー(5月1日)に仕事はしてもらえません。メーデーのデモに行くのでしょうか。いいえ違います。メーデーは春のお決まりの食事会の日なのです。弊社にとって、お祝いの日=仕事してもらえない日です。イタリア人に取って、お祝いの日=お食事の日なのです。

 


復活祭の定番、子羊のフライ作り

<復活祭・イースター(Pasqua) >
 復活祭は金曜日に処刑されたキリストが復活したことを祝う、キリスト教徒にとってクリスマスに並んで大事なお祭りだ。
 ローマではクリスマスと復活祭に子羊は欠かせない。特に、体に悪い子羊のフライがよい。
 子羊の肋肉を木づちで叩いて伸ばし、小麦粉→卵→パン粉をまぶしてフライにします。
 
 Pasquetta (小さい復活祭。復活祭の翌日も祭日です) 。日曜日の復活祭の翌日、月曜日は「小さな復活祭」で祭日。この日も食べることになっている。何しろお祭りは食べる、食べる。1日じゃ終わらない。


17人集った小さい復活祭の食卓

 


コムニオーネの主役とケーキ

<コムニオーネ〜聖体拝受>
 やってまいりました。春はコムニオーネの季節。
 カトリックのキリスト者になるための大事なお祭りで、初めて「キリストの肉(聖体)」である薄いおせんべいのようなものをミサの後に司祭さんに口に入れてもらいます。
 10歳は教会で初めて「聖体(キリストの肉であるパンの代わりの薄いおせんべいのような物)」を受け取る儀式の年齢です。これで晴れて真のキリスト者となるわけです。
 七五三のようなものでしょうか。10歳までつつがなく成長できた子を、親は嬉しく、神様に感謝したくなります。
 この日の後は、ミサに出席するたびに他の大人の信者さんに混じって、ちゃんとキリストと一体を思い出す儀式を受けらます。ミサに続いてレストランでの食事が続き一日仕事。


コムニオーネおめでとう

 


野外バーベキュー

<メーデー>
 メーデーは共産党が強かった時の名残か、国の祭日。
春たけなわの時でもあり、野外でわいわい飲み食いするのが習慣だ。この時期が旬の空豆を食べるのも習慣。ローマでは生の空豆と羊のチーズを合わせて食べるのを乙としている。
 生の空豆と羊のチーズは〆の最終アイテム。本日はバーベキューがメイン
 祭日と言えば食べる。友だちが集まって、今回はちょっと少なめで総勢9名のお昼ごはん。それぞれが何かしら持ち寄った。


お決まりの生の空豆

 

<フェッラゴースト>
 8月15日はFerragosto(フェッラゴースト)と呼ばれる、お祭りの日。「聖母被昇天祭」と呼ばれる、イタリアの祝日です。
 この日はどこに行ってもお休みで日本のお盆のようなものです。前の晩は大晦日の様な感じで、みんなでレストランに行って、食後に花火を打上げます。街によっては花火大会があったりします。やはりこの日もお決まりのごちそうの日です。

 

次回予告


 イタリア家庭料理のスーパーマンマ、アントネッラさん。冬の気分が重い時に手作りパスタを作ります。次回はアントネッラさんが、栗のタリアッテーレのレシピをご紹介します。
 
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