Cucina Italiana
クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第26号
Midoromaのローマ食紀行
「本当においしい自家製パスタ/
フェトゥッチーニのエビソース」
はじめに
ヤマネさんのうちは3人家族。でも暖かくなるとお義父さんがフラッとやって来て、自家製のフィットチーネを作ってくれます。自家製パスタは手間はかかるだけで作るのは難しくはありません。ヤマネさんは、いつもこの自家製パスタを食べるたびに、次は挑戦しようと思っています。
この前の日曜日にも、お義父さんがやってきて、自家製のフィットチーネを作ってくれたので、ヤマネさんはそのプロセスをしっかり取材しました。最後にダンナさんが作った豚のサルシッチャ(腸詰め)のトマトソース煮と絡めて、おいしくいただき、半日がかりの大プロジェクトは終了しました。
第26回は、ヤマネミドリさんの本当においしい自家製パスタ、ヤマネミドリさんが見つけたフェトゥッチーニのエビソースをお知らせします。
協力者の紹介と1号から10号の刊行内容
→http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish.html
11号から30号の刊行予定
→http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish2.html
本当においしい自家製パスタ作り
久々に義父さんが我が家に遊びに来た。気候が緩んできて気温が低い郊外の田園に来ても大丈夫との判断です。
そしてさっそく、フェットゥッチーネ!!
600gの小麦粉に卵5個を割りいれる。本当はもっといれて卵だけで練るのだけれど、舅はそれでは重すぎると水を足す。
山の裾から中央に向けて小麦粉と卵をを混ぜていく。
硬さを見ながら水を少しづつ混ぜて塊にする。
塊を向こうに押して伸ばしてはこちらに畳み込む。これを繰り返す。
塊に小麦粉をまぶす。
この後も、練った小麦粉がくっつかないように何度も小麦粉をまぶしていく。
はい、塊。
塊を少量切り取って伸ばし器にかける。
伸ばしたら二つにたたんでもう一度かける。これを何度も繰り返す。表面がすべすべしてくる。
伸ばしたパスタに小麦粉をまぶして、別の場所に置いて水分を取る。
この状態でお義父さんも足を休めるために10分ほど休憩。パスタも休憩。
作業再開!
伸ばしたパスタをパスタマシンで切ります。
フェットゥッチーネになったパスタにも小麦粉をまぶしてほぐす。
テーブルに広げて乾かす。もちろん、すぐ食べる分は乾かさなくて良い。
出来た、出来た!
600gの小麦粉+卵5個で12食くらいできた。お義父さん、お疲れ様!!
フェットゥッチーネ豚のサルシッチャのトマトソース煮
ダンナが作った豚の腸詰めのトマトソース煮と絡めいただきました。お義父さん、ありがとう!
<サルシッチャのトマトソース>
ソースは鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて熱した後、サルシッチャをいれてちょっと熱してトマトの水煮をいれ、塩少々と水をトマトと同じ量をいれてグツグツ1時間位、最初の量の半分くらいまで煮つめます。
<パスタマシン>
ヤマネさんの家にあるパスタマシンはこのインペリア製。
他のメーカーよりちょっと高いけど頑丈です。なにしろ姑から譲り受けたものだからかれこれ40年は経ってるけど、綺麗だし全く損傷なし。
これと同型なのがimperia(インぺリア) 家庭用パスタマシン SP-150(付属カッター6.5mm)。日本でも通販で買うことが出来ます。
Midoromaの見つけた絶品パスタ、
フェトゥッチーニのエビソース
<フェトゥッチーニのエビソース>
フェトゥッチーニは卵を入れた練り粉をのばして、幅7〜8mmで平たく切り分けたパスタ。タリアテッレよりやや幅広のパスタ。茹で上がった後も、どんどん水分を吸い込んでいくので魚料理に下手に使うと、パサパサになってしまいます。ここではトマトベースのソースにフェトゥッチーニに海老の風味が良くマッチしていました。隣のレストラランは閑古鳥なのに、このレストランは大盛況。納得できるお味でした。
<Ristorante Graziosi & Rinaldi>
住所:Via Porto Innocenziano 38 Anzio
tel: 329-8626467
協力者の紹介と刊行予定
→http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish.html
次回予告
次回はイタリア発祥の食文化運動・スローフード運動を紹介するとともに、ヤマネミドリさんが見つけたコテコテの田舎絶品パスタ、チェリッティのポルチーノとトリュフ和えをお知らせします。
協力者の紹介と1号から10号の刊行内容
→http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish.html
11号から20号の刊行予定
→http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish2.html