Cucina Italiana

クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第50号

シルベストロの夜(大晦日の大騒ぎ)

はじめに



 大晦日は聖シルベストロの日。一年中誰か聖人の日で、大晦日はシルベストロさんにお鉢が回ってくる。イタリアでは、大晦日を『年最後の日』とそのまま言ったり『サン・シルベストロ』と言ったりします。この日は、昼食は軽くして夜に備えます。
 
 昔、日本ではクリスマスはアホな金銀の紙製の帽子をかぶったり、仮面をつけてバカ騒ぎをする日であったけど、イタリアでは、そのアホな金銀紙製の帽子をかぶって、馬鹿騒ぎをするのが聖シルベストロの夜でした。紙の帽子をかぶったり、古い家具を窓から捨てたりする習慣は失われたけど、大勢で集まって零時を待って乾杯し、花火をする習慣はつづいています。
 
協力者の紹介と刊行スケジュール
http://www.ivc-net.co.jp/food/mailmaga/2016/publish.html

 

サン・シルベストロのお料理


 今年のサン・シルベストロは、市街地にあるダニエラの家で開催。老いも若きも参加家族がダニエラの家に集ってきます。トラットリアをやっていた家で育ったダニエラは料理はお手の物。みんなでお手伝いしてサン・シルベストロのお料理を作ります。こうして本格的なイタリア家庭料理が楽しめると言った寸法です。


手製のパスタにいろいろスパイスを程よく入れて煮込んだボロニェーゼソース

 


子羊をじっくり焼き込んだものにカルチョーフィ(朝鮮あざみ)

 他にもナスのオーブン焼きトマト乗せ、とか、鶏肉のベーコン巻きとか言ったものが並び、わいわい騒ぎながら、これを片付けるためのタフな戦いが続きます。そしてついにスプマンテのお時間がやってきます。

 

スプマンテの時間


 テレビのバラエティ番組はカウントダウンに利用します。老いも若きも参加家族がダニエラの家に集ってきます。5秒前あたりからみんなで大声でカウントダウンをして、家の主人がみんなの『ゼロ!!』の大声に合わせてスプマンテの栓を抜きます。


乾杯!!

花火、というのが通常コース。
ダニエラの家は住宅街なので、あちこちから花火や爆竹の音がして戦争みたい。

 

レンズ豆


 花火のあと、レンズ豆を食べるのが習慣なんだけど、さすがに誰も何か食べる気がせず、トランプ遊びに興じ、3時半頃少しづつ食べました。
 レンズ豆は正月料理。レンズ豆を硬貨に見立て、お金がたくさん入りますように、という願いを込めて食べる。
 これで、今年いっぱいお金に困らないはず。。。。。

 

次回予告


 高級レストランと普通のレストランやトラットリアとの間には、様々な差があります。ドレスコードがありますし、ソムリエやパティシエもいます。そうは言っても、おおらかなイタリアなので、厳格にルールが適用されているという訳ではありません。これをご覧になって、イタリアの高級レストランをお楽しみください。
 
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