Cucina Italiana

クチーナ・イタリアーナ(イタリアの台所)
第87号

栗のタリアッテーレ

はじめに


 イタリアの栗の産地をDOP食品で見ると次のようになっています。
 
 サン・ゼーノ産栗(ヴェネト州)
 ヴァッレラーノ産栗(ラッチオ州)
 カプレーゼ・ミケランジェッロ栗(トスカーナ州)
 ガルファニャーニャ産栗(トスカーナ州)
 ルジアーナ産栗粉(トスカーナ州)
 
 DOP食品は→こちらから
 
 野菜・果物でDOP食品に登録されているものは35品目ですから、そのうち5品目占めていることが分かります。けっして少ない登録数ではありません。
 
協力者と刊行内容
http://www.ivc-net.co.jp/cucina/index.html

 

栗の使われ方



朝市の焼栗売り

 イタリアでも栗はよく使われています。もちろん日本同様焼栗にしたり、マロングラッセ等お菓子の材料にしたりします。それだけでなくパスタの材料などにも使われています。
 
 ちなみに世界的にマロングラッセで有名なミラノのジョバンニ・ガッリ(新宿・伊勢丹にも置いてあります)がマロングラッセに使っていると見られる栗はミラノの位置するロンバルディア産と考えられます。ところがロンバルディア産の栗は、上記のDOP食品には入っていません。ここから見ても結構、イタリアの広範囲にわたって栗が生産されていることが分かります。


フィレンツェの伝統菓子、栗のカスタナッチョ

 

アントネッラさんの栗のタリアッテーレ


 フィレンツェのイタリア家庭料理のスーパーマンマ、アントネッラ・ラマッキアさんの得意料理に栗のタリアッテーレがあります。タリアッテーレは厚さ1ミリ、幅8ミリ程度の卵つなぎの平たいロングパスタで主にイタリア北部で使われています。これに栗を練り込んで手作りで作ります。これにクリーム状のカボチャ、トスカーナ産のサルシッチャのうまみ、そしてゴルゴンゾーラチーズのキツイ味が、特別な逸品が出来上がります。
 
 出来上がった栗のタリアッテーレの彩りは、秋の深まりを思わせる季節にマッチしたものです。是非、この栗のタリアッテーレを味わってみてください。秋の逸品としてとてもお薦めです。もちろん日本でも作ることが可能です。下記のレシピをご覧下さい。元気のある方は、フィレンツェでアントネッラさんから直接作り方を伝授してもらっても良いと思います。
 
 栗のタリアッテーレのレシピは→こちらから
 
 日本で栗と言えば丹波と中津川が浮かびます。しかし日本で作る場合、タリアッテーレにどこの栗がよく合うのかわかりません。もしかしたら丹波や中津川ではないかもしれません。是非、アントネッラさんにどのような栗がタリアテーレに合うのか聞いてみてください。
 
 アントネッラさんの手作りパスタ教室は→こちらから

 

次回予告


 先日、日本のある地方都市でピッツェリアを開きたいとの相談をいただきました。イタリアンの経験をお持ちの料理人の方でした。ところがお話をしていて、話が噛み合いません。このお話から、プロの方でもピッツァを誤解されることがあることに気付きました。このことをヒントにピッツァを通して見えるイタリアの食文化について、まとめてみました。
 
協力者と刊行内容
http://www.ivc-net.co.jp/cucina/index.html

 

発行


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