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ローマから吹く風n.220

ボルゲーゼ家の町

Federico

 ガイド仕事でネックになるのは食事です。
 遠く日本からせっかくやってきたお客さんはいろいろ味見をしてみたい。だけど胃に入る量には限りがある。あまり高いのも困るし、もちろんまずいのは嫌。あちこち見て回りたいから、移動で時間をロスしたくない。でも観光客ばかりの店はつまらない。

 と言うわけで、レストランやトラットリアの類いをたくさん知っていればいるほど良いガイドになるわけです。

 先日のガイド仕事で行ったトラットリアはバチカン美術館からさほど遠くないディーノとトニー兄弟がやっているこじんまりした店です。
 一緒に仕事をしたリムジンのドライバーが、実に良くレストランを知っていて、教えてもらいました。

  席について、メニューを決めるのがまた一仕事。 メニューにはイタリア語と英語が書いてありますが、横文字だけというのは見慣れないと見にくいものです。
 前菜から早口に説明して行きます。目からイタリア語で入ってくる料理の名前を脳みそを通過する時点で日本語に変えて口から出して行きます。料理の名前が重なって行くと、変換がうまく行かなくなって「えー、えー」が多くなってきちゃいます。最近は、日本でのイタリアブーム(ブームというには長いですが)のおかげで、かなりの料理の名前、特にパスタの種類はイタリア語の名前で知ってる人が多くなって、ガイドさんは助かってます。

 5人のお客さんを前に「これはあれで、あれはこれで」とわいわいやっていると、オーナーのトニーさんが別のテーブルから下げたお皿を手にしたまま注文を取りにきて、
 「Lascia fare a me!(私に任せなさい)」と、ガイドさんを助けてくれました。

 ここの名物はピッツァをベースにした前菜です。 「日本人だから、胃があまり大きくないから…」と騒ぐガイドをよそに、「わかってるわかってる」と6人に3人分のミックス前菜(ピッツァベース。いろんな味の小さいピッツァや、具を入れて丸め込んだピッツァなど)それに4種類のパスタ、2種類の肉類、3種類の野菜を持ってきてくれました。
 お客様もいろいろな味が気楽に楽しめて大喜び。

 イタリアの店で食事がうまく行くというのは、料理自体のおいしさはもちろんのこと、店の人の態度が大きくものを言います。大事にしてくれたという感じと、リラックスさせてくれる感じ。
  食べることを通してカタルシス。
 これが、イタリア式食事の醍醐味です。皆の気分が良くなって、後の仕事も和気あいあいとなります。

 Grazie Dino & Tony!!

 



こんなローマを見せたい
 
門

ボルゲーゼ公園とか、ボルゲーゼ美術館という名前を聞いたことがあると思います。「ボルゲーゼ」というのは、ローマの有名ファミリーで、ボルゲーゼ美術館はファミリーのお屋敷、ボルゲーゼ公園はお屋敷を囲む庭だったんです。維持しきれなくなって、1910年に、コレクションの美術品とともにローマ市に売却したわけです。
それがどうした、と言わないでください。そうした貴族達は家を何軒か持っているのが普通です。我が家の近所にそのボルゲーゼ家の末裔の持ち物である家というか「町」があります。

門

貴族達は生活するのに人の手を借りますから、「家」は家族だけでなく「使用人」も生活する場所になります。
ご覧のように塀で囲まれ、門があって、小規模ながら町の様相をしています。

 

教会

真ん中の建物は教会です。
その右はレストランとバール兼パブ。

 

道

右手には住居と道が見えます。
建物が見えるところで「町」は終わりです。

左手にも住居がありますが、崩れかけていて柵がしてあり入れないようになってます。

この町ではレストラン、パブが営業していて教会は日曜のミサだけ。末裔のご家族は別のところに住んでいます。

中世の小さな町のようなここに、時々立ち寄ってコーヒーを飲みます。

ヤマネ・ミドリさんと回るローマのツアー


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