ローマから吹く風




イル・ポスティーノの島Procida島へ

ローマから吹く風

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 プロチダは4平方キロくらいにすぎないのに1万人以上の島民がいる。
 カプリやイスキアと大きく違うのは、観光が産業の中心ではないこと。海で生活の糧を得ている。漁業の他に(近海、遠海から新鮮な魚が毎日届き、ナポリ、カプリ、イスキアへ運ばれる)国立の航海技術高校があり、世界中の船籍の船でこの学校を出た人々が働いている。
 小学校、中学校、航海技術高校の他にも高校があり、ナポリ大学東洋学科の分室まである。つまり、子供たちは島を出なくても教育を受けられ、仕事を見つけることができる。だから、ここを訪れると、土産物だらけの街ではなく、普通に生活がある土地を見ることができる。



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  プロチダ島はナポリ湾をちょっと出たところ、イスキア島の手前にある小さな島だ。
 初体験のプロチダ2泊。



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プロチダ島の港

 可愛くパステルカラーで彩りされた建物が出迎えてくれる。
 大型船こそ就航してないけど、フェリーがいくつも出入りする港で活気がある。温泉で有名なイスキアと目と鼻の先なのでイスキアの観光客が、ちょっと見物にくるらしい。



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 世界中の船で仕事をする、と書いた。
 島のいたるところに見られたこの張り紙、「LIBERI SUBITO」つまり「今すぐ釈放」は、今年の2月からソマリアの海賊に拘束されているナポリのタンカーSavina Caylynに6人プロチダ島民の乗組員がいて、その釈放を島をあげて運動している。でも、政治的に動かないと無理だよね。



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 火山起源の島で当然坂道だらけ。内部の道は狭い狭い。だから一方通行だらけ。道を間違えても、歩き続ければ行きたいところへたどり着くけどね。



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 ナポリの駐車料金が高いので、カーフェリーで車を持ってきたけど、外部のものは税金を払わないと運転できない。運転できても、あの細い道を走り、駐車場所を探すのは至難の業。。。で駐車場に置きっぱなしにすることにした。

 ミニ市バスで移動する。車内でも切符が買える。20セント増しで1,40ユーロ。運転手さんが小銭のお釣りを用意してないのはイタリアだね
 今、走ってるのは二車線もある大通り。だから飛ばす飛ばす。



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鉄馬

 これでとりあえず全ての拠点である港ヘ行き、鉄馬を手に入れた。モーター関係がないと足が地につかない旦那であった。16歳で原付に乗り始めてから、移動はすべて自車。バスで行こう、歩いて行こう、なんていうのはカウボーイから馬を取り上げるようなもの。
 借りたのはLiberty125、24時間で30ユーロ。
 白髪とお腹は見て見ぬふりを



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 朝の目的地は「Pozzo Vecchio」、古い井戸という名の海岸。上の方の赤丸部分



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 左手を下ると海岸。タンクトップが膨らんでいるのは、風じゃなくて、贅肉!月曜からダイエット



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 海岸に出るとすぐにBARがあった。「Well come to Postino Beach」と書いてあるのが見えるだろうか。
 プロチダを一躍有名にした映画「Il Postino・郵便配達夫」はここでロケされたのだ。
↓このシーン
Il Postino at Pozzo Vecchio

  



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 写真の立て札があって、「ここでトロイージは撮影をした」と書いてある。
 主演のマッシモ・トロイージはナポリの英雄なのだ。だから、この立て札にフィリップ・ノワレの名前はない。



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 ハイ、これが立て札の写真の風景です。さっき、私がいた坂道が右手に見えてます。映画ではこの坂部分を写さないようにしてました。



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 通りの名前にもなってます。
 「ポスティーノの海岸通り」



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 「灯台」という所が見晴らしが良いと地図にあるので、行ってみるも、無残にも道らしい道がなく、先に進めないので断念。そこで知り合ったナポリから来たという若い女の子に「Isolotto di Vivara」への侵入方法を聞いて、行ってみることにする。



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 「ビバラの島」は、自然公園になっていて、本島と橋でつながっている。鉄馬で行ってみたのだけど、鉄柵が閉まっていて入れなかったのだ。
 これ、しまってる鉄柵。



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 鉄柵の横にある壁に開いた穴二つ。これに足をかけてよじ登り、柵の横から滑り入る。



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 無事侵入。
 橋は完成していて、ゴミ箱まである。なぜ開放しないのかは謎だ。



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 橋を渡りきった所で、岩場に降りる階段が私たちを呼んでいたので降りてみた。
 岩場なので、水が澄んで綺麗。ただ、太陽が山のあちら側に行ってしまっていたので、海水浴は諦めた。



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 橋と岩場をつなぐ階段。



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 岩場まで来ると、階段は未完成。あるいは破損。だいたい、岩場と言っても5.6人も来たらいっぱいになってしまうくらいのスペースしか無い。ここに階段を作った意味は謎だ。橋の修復のため????
 まぁ、イタリアにはあちこち謎の建造物があるので、あまり不思議でもないのだけど。要するに、公共事業をでっち上げ、EUや国へ補助金を申請し、とりあえず形ばかり建設し、食べるだけ食べたら「予算がなくなりました」と言って放置するのだ。途中で止まってる高速道路をナポリとシチリアで見たことがある。テレビの告発番組で、小さな市に不釣合いの巨大な立派な劇場が建築途中で放置されて破損中とか、同じように大きな病院や駐車場が放置、というのをやっていた。
 こういうメンタリティが無くならないと、少なくも、減って行かないと、イタリアはこのまま沈没していくんじゃないかと思う。。。。



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 おっと、見学を続けようね。
 もう一つ「イル・ポスティーノ」絡みの場所、「Marina Corricella」。小さな漁港で、スペイン風の建物が独特の異国情緒を出している所。



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 はい、ここも名前が変わりました。「マッシモ・トロイージ広場」
 ここにちょこっと出てくる建物。この港に郵便局と郵便配達夫が恋するベアトリーチェの店がある、ことになっている。