ローマから吹く風




エピファニアかベファーナか

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 1月6日、キリスト教では東方三博士がキリストを謁見に来た日(エピファニア)。他のキリスト教の祭日同様、『邪教』のお祭りでもあったらしく伝統的にベファーナと言うお祭りでもある。老婆の魔法使いが箒に乗って、暖炉に吊るした靴下に、良い子にはお菓子を悪い子には炭を入れていく。サンタクロース伝説とかなり似通っています。
 
 イタリアではこの日のために、長靴型ではなく靴下型の袋にお菓子を入れたものがたくさんスーパーで売られています。
 




 
 我がローマでは、義兄の誕生日でもあって、義兄宅で過ごすことが多い。今回も昼食に呼ばれて行った。義兄の三子のうち、今回登場したのは長男とその家族。
 
 一人娘のベアトリーチェは義姉のベファーナ(魔女役)から靴下をもらい、大きな子供であるウチの息子には現金を用意してくれた。
 
 ウチでは何も用意せず。。。。済みません、気が効かなくて。



 
 義姉が用意してくれたのは、息子が撃った野鳥と義兄が採ったきのこを、自宅栽培のトマトで煮込んだ自然の味たっぷりのソースをかけたポレンタ(写真右)。
 
 セコンドは野鳥の煮込み。この家は義兄と長男が狩りと釣りときのこ狩りが趣味なので、そうした自然の味の料理が多い。
 
 写真を取り忘れたけど、義姉が近所に住むフィリピン婦人に教わって作った春巻きもおいしかった。


 最後はもちろんスプマンテ。あちこちからフラッシュが輝いてお祭りが盛り上がる。写真右の左端に映ってるのはベファーナ(魔女)。。。じゃないけど。

 

 楽しそうだけど、義兄の母と嫁である義姉のやっつけごっことか、しょうむない旦那と離婚した長女がこれまたしょうむ無い男と付き合っているのでその愚痴とか、楽しくない話題には事欠かないのでありました。夕食まで残らなかったのはそのせいじゃないけれど。翌日から息子の学校再開だし、私は仕事があるし。
 
 イタリアでは『Befaba porta via tutte le feste』ーベファーナはお祭りを全部持っていってしまうーと言われてるように、この日が過ぎると復活祭まで祭日がない。クリスマス前から胃袋はお祭り騒ぎをしていたので、ちょうどいい。



閑話休題:イタリアでお祭りに必ず登場するスプマンテ
 
 イタリアではお祝いの景気付けにスプマンテを抜いて、おめでとうするのがお決まりの慣しです。
 

 
アブルッツォのスプマンテ「マラミエーロ・ブリュト・スプマンテ」:
 
 クリスマスとクリスマスに生まれた甥っ子の誕生日用に、実家の母にイタリア製のスプマンテを送りました。
 
 実家のメンバーは皆、ワイン、スプマンテ好き。中部イタリア、アブルッツォのスプマンテで、大きな有名なワイナリー製じゃないところがイタリアっぽい。経験からその方が美味しい。
 
 イタリアワインが好きなのは、その太陽の強さから糖分が高くなり、フルーティなところ。スプマンテもフルーティな味を引きずっている。
 
 おまけに瓶の形がなかなかおしゃれ。。