山間のアブルッツォ州の地元料理
アブルッツォ州はローマの西50kmに位置するアドリア海側の州です。州のほとんどが山間部で、人口7万人の州都のラクイラも内陸都市です。ラクイラは2009年の大地震で大きな被害を受けたことで、日本でもご存知の方もいらっしゃるかと思います。
アブルッツォ州の山の中の小さな町に息子達を置いて、オトナだけで食事に行きました。イタリアではそこいら中に美味しくて特徴のある地元料理があります。
料理は地元の方言となっているので正確な意味は分かりません。まずはPIZZONTE.
要するに揚げパン。柔らかくてちょこっと塩気がおいしい。
これを前菜でいただきました。
お次はPALLOTTE。名前はここの方言だけど、PALLOから 「PALLA=ボール」を彷彿とさせて、玉状の何かだな、と想像します。
チーズを四種類、卵とパン粉で捏ねて、パン粉をまぶして揚げ、さらに、煮たトマトソースをかけて食べる。こんな山の中でもトマトソースは必需品となっています。
トマトソース無しでもおいしいんだそうです。でもトマトソースありはおいしかった。
羊肉のロースト。
羊はローマでもよく食べるから珍しくはないけれど、山の中で育った羊肉は格別美味しい。
レモンが付いてくるけど、Midoromaさんはレモンをかけないワイルドな味が好きなのだそうです。