ローマから吹く風




干し杏を作ってみる

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 庭の杏の木にの杏の実が沢山熟しました。同時にたくさん熟すから質が悪い。毎朝、木の下は杏の絨毯。もったいながって拾ってみるけど、たいてい蟻さんが先客としていらっしゃる。



 

 食べるにも、そうそう食べられないから、保存できるジャムにする。
 
 それでも毎日4キロのジャム作りなんて、続けられません。
 
 そこでで、思い立って干し杏を作ってみることにしました。



 

 すだれの上に半分に割って種をとった杏を並べる。すだれは椅子の上に、棒を二本置いてその上に置いて空気が通るようにしました。
 
 杏の上に窓に貼って蚊よけ用の網をかぶせてハエよけにしました。午後だけで、かなり乾いてきました。明日一日天日干しにしたら、かなりそれっぽくなるかも。
 
 梅干しもつくらなくちゃ!農家は忙しい季節なのです。

 干した結果がこれ(8月)。
 
 実は、この状態(実の部分にやや水分が残っている)で、ガラスの瓶に入れたらカビてきてしまった。10個くらい捨てるはめになってしまった。市販の干し杏はもっと鮮やかな色で柔らかいから、いいと思ったけどダメだった。
 
 そしてさらに干して、少しかたくなったところで干すのをやめたのだった。市販の、あの柔らかい干し杏は何か、薬品を使ってるのかな。


 

 今はイチジクの季節。舅が、今の日差しならすぐに干しイチジクが作れるよ、とそそのかすので乗ってみました。
 
 猛暑の折から干す手間暇には困らない。3日ほど干したら(すだれに並べて放っておいたら)充分だった。今は、月桂樹の葉っぱとガラス瓶の中に入っている。冬に、暖炉の前で食べるとおいしい。「今年の夏は暑かったねぇ」なんて言いながら。