
2020年のクリスマスは家族で。ローマではともかく子羊!
イタリアのクリスマスは大騒ぎパーティではなくて、家族、親族で過ごすもの。それでも2020年の新コロナ禍のクリスマスは他県間の移動ができなくて、ベローナに住む義妹一家と集まれない。本当に家族だけ。兄弟のように付き合ってる近所に住む友人と居候が若干の賑わいを見せてくれた。
さて、お祭りと言えば食べる。イブの晩餐は魚介類、クリスマスの昼餐は肉、と決まっている。ローマで肉といえば子羊。準備は19日から始まった。
さて、お祭りと言えば食べる。イブの晩餐は魚介類、クリスマスの昼餐は肉、と決まっている。ローマで肉といえば子羊。準備は19日から始まった。

<アバッキオ>
ローマ南部ではまだまだ羊の放牧をする酪農家があり、そこでアバッキオと呼ばれる1年未満の子羊を一頭丸ごと買ってきた。
羊が唯一の産業であるサルデーニャの農村部出身の居候が、サルデーニャ製のナイフを使って、慣れた手際でさっさと血を抜き、皮を剥ぎ、丁寧に内臓を取り出し、食べる分と捨てる分に分けます。
体を縦半分に分けて冷凍。当日、半身と4分の1が回転グリルに収まった。
小羊肉の番をする飼い犬。
ローマ南部ではまだまだ羊の放牧をする酪農家があり、そこでアバッキオと呼ばれる1年未満の子羊を一頭丸ごと買ってきた。
羊が唯一の産業であるサルデーニャの農村部出身の居候が、サルデーニャ製のナイフを使って、慣れた手際でさっさと血を抜き、皮を剥ぎ、丁寧に内臓を取り出し、食べる分と捨てる分に分けます。
体を縦半分に分けて冷凍。当日、半身と4分の1が回転グリルに収まった。
小羊肉の番をする飼い犬。
とても切れ味の良い、サルデーニャ製のナイフ。居候の持ち物。サルデーニャとシチリアの男はマイナイフを常備してるのが伝統です。もっとも、現代ローマに住むサルデーニャとシチリアの男たちは街中に出るときはこの伝統を中断します。

<直火焼き>
グリル開始!調理に使えるように大きめに作った暖炉で直火焼き。本当は地面でやりたかったと残念そうな居候。この時期、天気予報では雨模様だったので暖炉に準備をした。
これまた居候が手際よく切り分ける。動物の解体には慣れているので、どこにナイフを入れればいいのか熟知してる。(隅に居候のもう一本のナイフが見える。これもサルデーニャ製)
グリル開始!調理に使えるように大きめに作った暖炉で直火焼き。本当は地面でやりたかったと残念そうな居候。この時期、天気予報では雨模様だったので暖炉に準備をした。
これまた居候が手際よく切り分ける。動物の解体には慣れているので、どこにナイフを入れればいいのか熟知してる。(隅に居候のもう一本のナイフが見える。これもサルデーニャ製)
グリルドポテト(パターテ・アル・フォルノ)。子羊を時期火焼きしている間に、家の中のオーブンで塩胡椒、ローズマリーで味付けしたジャガイモを焼いた。
それを子羊の脂が落ちた皿に置いて、味を染み込ませる。
<食事開始、プロセッコで乾杯!>
客人が持ってきてくれたトレビーソのプロセッコ。客人差し入れの前菜。食パンをカナッペに、マヨネーズサラダ、スモークサーモン、魚介サラダ。「肉を食べるっていうのに魚介のものばかり持ってきた俺って間抜けだよね」とちょっとしぼんだ客人だけど、前菜でお腹がいっぱいにならずに済むからいいよ、と慰めた。実際そうだったし。
客人が持ってきてくれたトレビーソのプロセッコ。客人差し入れの前菜。食パンをカナッペに、マヨネーズサラダ、スモークサーモン、魚介サラダ。「肉を食べるっていうのに魚介のものばかり持ってきた俺って間抜けだよね」とちょっとしぼんだ客人だけど、前菜でお腹がいっぱいにならずに済むからいいよ、と慰めた。実際そうだったし。

<アバッキオの直火焼き>
肉の下にはサルデーニャの酵母菌を使わないパン、ピストックが敷かれてる。
↓左下の白っぽいものがピストック。乾燥したピストッコが肉汁を含んで柔らかくなり、発酵していないので軽くて、脂分たっぷりの子羊肉によく合う。食べる。手づかみでワシワシ食べる。美味しくて誰も喋る人がいなくなるひととき。
飼い犬がおこぼれを待つ。美味しそうな子羊の匂いが充満するところにいるのにもらえない。でも、食卓では何もあげないことにしている。
肉の下にはサルデーニャの酵母菌を使わないパン、ピストックが敷かれてる。
↓左下の白っぽいものがピストック。乾燥したピストッコが肉汁を含んで柔らかくなり、発酵していないので軽くて、脂分たっぷりの子羊肉によく合う。食べる。手づかみでワシワシ食べる。美味しくて誰も喋る人がいなくなるひととき。
飼い犬がおこぼれを待つ。美味しそうな子羊の匂いが充満するところにいるのにもらえない。でも、食卓では何もあげないことにしている。
<赤ワイン”Poggio Le Lenze">
ワイン 9月にバカンスで行ったエルバ島で買った赤ワイン”Poggio Le Lenze"。
エルバロッソD.O.C. (サンジョヴェーゼ90%、メルロー10%)ブドウ畑はほとんどがエルバ島の "ブラッチョ "と呼ばれる場所にあり、丘陵地(ポッジョ)を形成しています。レンツァ(釣り糸)とはエルバ島の言い方で、ブドウ畑が植えられている土地のことで、ほとんどの場合はテラス席のことを指します。大木樽に約12ヶ月間入れたままにしておくと、柔らかくなって飲みやすくなります。サンジョヴェーゼは、若い時には非常にタンニンが多く、口当たりがアグレッシブで、誰にでも好かれるわけではないので。
なんと14度。このワインを扱うサイトで見ると13,5度なんだけど、2019年は特に糖分が高かった模様。ドシッと来て、肉にはぴったり。
ワイン 9月にバカンスで行ったエルバ島で買った赤ワイン”Poggio Le Lenze"。
エルバロッソD.O.C. (サンジョヴェーゼ90%、メルロー10%)ブドウ畑はほとんどがエルバ島の "ブラッチョ "と呼ばれる場所にあり、丘陵地(ポッジョ)を形成しています。レンツァ(釣り糸)とはエルバ島の言い方で、ブドウ畑が植えられている土地のことで、ほとんどの場合はテラス席のことを指します。大木樽に約12ヶ月間入れたままにしておくと、柔らかくなって飲みやすくなります。サンジョヴェーゼは、若い時には非常にタンニンが多く、口当たりがアグレッシブで、誰にでも好かれるわけではないので。
なんと14度。このワインを扱うサイトで見ると13,5度なんだけど、2019年は特に糖分が高かった模様。ドシッと来て、肉にはぴったり。

<食後のエスプレッソ>
食後にはエスプレッソ。昼餐はコーヒーで締めくくるわけではない。デザート前に、口の中の脂っぽさを落とす感じ。
食後にはエスプレッソ。昼餐はコーヒーで締めくくるわけではない。デザート前に、口の中の脂っぽさを落とす感じ。

<パネットーネ!>
ジャジャーン!!
クリスマスのデザートにはパネットーネ。
この豪華な箱でお分かりのように、今年は奮発して手作りのパネットーネを買いました。
講師をしている漫画学校側のBAR、お菓子製造業のCancelliereで購入。スーパーで買う工場産のパネットーネの10倍の値段。
ピスタチオのクリーム付き。切り分けて…箱に一緒に入っているクリームを塗りつける。美味。工場の大量生産のものと違うのは原材料から来ているのだろうな、口中に残るスポンジ部分やピスタチオクリームの香りが違う。深い。
ジャジャーン!!
クリスマスのデザートにはパネットーネ。
この豪華な箱でお分かりのように、今年は奮発して手作りのパネットーネを買いました。
講師をしている漫画学校側のBAR、お菓子製造業のCancelliereで購入。スーパーで買う工場産のパネットーネの10倍の値段。
ピスタチオのクリーム付き。切り分けて…箱に一緒に入っているクリームを塗りつける。美味。工場の大量生産のものと違うのは原材料から来ているのだろうな、口中に残るスポンジ部分やピスタチオクリームの香りが違う。深い。
デザートのお供はデザート用の甘口スプマンテDolce。食後酒は旦那が作った月桂樹のリキュール。消化を助けるそうです。これでようやく本当に終了します。Merry Christmas!!