ローマから吹く風




コロナ禍のうちご飯:自宅で燻製を作る

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 これも自粛のせいでしょうか。多分、以前と違って毎昼食、毎夕食、家族がいるので献立に困ってくる、と言うのもあると思います。そこで前から気になっていた「自宅で燻製」をやって見ました。Facebookでお友達のミラノに住む日本人イラストレーターさんが色々挑戦する方で、その方が家にある、あるいは簡単に手に入る材料で燻製作りをしたので、それを真似して見ました。
 
 買ったのはこれ。チップスが無いと話になりません。Weber 17664 - Miscela Chips per affumicatura Carne di Maiale, 700g, Marrone。なんの木なのかわかりませんでしたが、「豚用」とあったのでそれを買いました。種類が色々あって何を基準に選んだらいのか迷いましたが、冷凍庫にある豚肉でまず試してみよう、と「豚用」にしました。大手オンラインショップで700gで7ユーロ弱。約九百円です。

<中華鍋で燻製造り>
 
 ほとんど使ってない中華鍋にアルミ箔を敷き、チップスを適当にバラバラとのせました。適量がわからないので、両手で掴める程度。
 
 天ぷらパッドの網の部分を乗せ、その上に燻製にする材料を乗せます。豚の首部分のステーキ二枚。豚バラ(腹部分)二枚。
 
 我が家は3人ですが、脂身を食べない息子はステーキ一枚全部。私と旦那はステーキ半分づつに脂身一枚づつ、の割り当てです。材料に塩コショウをして、準備完了。

<燻製>
 
 ガス台で始めました。蓋をしたのですが、ピッタリしたものではなかったので煙が出てくると台所中に煙が立ち込めそうになったので、あわてて暖炉に移動しました。
 
 これで煙は煙突を通って外へ。
 
 いい色になりました。20分程度の調理です。


<燻製の出来上がり>
 
 写真がぶれてしまいましたが、美味しかったです。実験?成功!
 中華鍋のサイズに合った網と盛り上がりのある蓋を手に入れて、また燻製を作りたいと思います!


 
<燻製のお供のビール>
 
 燻製肉に合うのはビールだろう、と言うことで息子が買っていたこのビールで。トレ・フォンターネ修道院製造のビールです。修道院では、ビールを始め、野菜やチーズなど、本来自給自足で賄う為に色々作ります。
 
 この修道院は、ローマの外れ、キリスト12使徒の一人、聖パオロが処刑された場所にある修道院です。伝説によると、切られた聖パオロの首(聖パオロはローマ市民だったので、十字架刑ではなく、より苦しみが少ない斬首刑で処刑されました)が三回地面で跳ね、着地地点から水が出たので三つの噴水「トレ・フォンターネ」と言う名前になりました。修道院自体は聖パオロ処刑前からあった様です。
 この修道院では特にチョコレートが有名です。ダンナによると、ビールは昔はもっと美味しかった、とのことです。