イタリアの食の文化


フィレンツェ名物のファーストフード・ランプレドット(Lampredotto)

 フィレンツェ中央駅(サンタマリア・ノヴェッラ駅)の裏手にあるメディチ家礼拝堂の近くにあるのがトスカーナ地方の胃袋と呼ばれるフィレンツェ中央市場(Mercato Centrale)です。
 
 19世紀にミラノの有名なショッピングモールのガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世 を設計したジョゼッペ・メンゴーニが設計した特徴ある建物です。歴史の街の中にある近世有名建築家の設計したマーケットというだけで一見の価値がある建物です。
 
 イタリアでもグルメで知られるトスカーナ地方の食材を扱うだけあって、豊富な季節の食材で溢れています。食通の街、フィレンツェのシンボル的存在です。
 2014年の春、中央市場の建築140年を記念して中央市場が新しく生まれ変わりました。それまで野菜売り場で占められていた2階のフロアーが改築され、フードコートになったのです。座って食事ができる椅子は500席あり、2階のフードコートは365日、朝10時〜深夜0時まで営業しています。いつでも食事にありつける場所があるというのはイタリアでは画期的なことです。
 
 フードコートには、水牛のモッツァレッラやチーズの店、チョコレート専門店やジェラート屋、パンやお菓子、キアーナ牛のハンバーガー、釜焼きピザ、肉団子や揚げ物の店、グラス1杯からワインが楽しめるエノテカ、ビール専門店、ショーウインドーに並んだ新鮮な魚をその場で調理してもらえる店、ベジタリアンのための野菜料理店、サラミ類や肉料理、サンドウィッチやランプレドットの店、手打ちパスタやニョッキなどのプリモの店、イタリア料理のレストラン、バールなど多くの店舗が入っています。

 

<フィレンツェのファーストフード、ランプレドット(Lampredotto)>
 中央市場の2階のフードコートや市場の周辺には、フィレンツェ名物のファーストフード・ランプレドット(Lampredotto) を売る店が並んでいます。
 
 ランプレドットとは、牛の内臓をやわらかく煮込み、イタリアンパセリベースの緑色のサルサをかけて、ロゼッタと呼ばれるパンにはさんだフィレンツェ名物の庶民の味です。
 
 このランプレドットはトスカーナ地方の胃袋と呼ばれる中央市場の中で食べることができます。飲み物と合わせて6ユーロと値段もお手頃です。活気ある中央市場の中でフィレンツェ名物のランプレドットを試されては如何でしょうか。


 

 

フィレンツェ中央市場(Mercato Centrale) の概要
場所:Via delle'Ariento(中央駅サンタマリアノヴェッラ駅近くにあります)
営業時間:7時〜14時
休み:日曜、祝日