ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)
ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)は、14世紀に建設され、かつてのフィレンツェ共和国政治の中心となった政庁があった宮殿です。
入り口にはフィレンツェのシンボルとなる「獅子像」が飾られています。
シニョーリア広場を見下ろす塔は94mあり、ゴッシック建築として有名です。
14世紀に建設された頃は、フィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、一時、メディチ家もピッティ宮殿へ移るまでここを住居としていました。
16世紀中頃にジョルジョ・ヴァザーリによって部分的に改築された。現在でも、フィレンツェ市庁舎として使われています。
内部は、「フランチェスコ1世の仕事部屋」「500人大広間」「レオ10世の間」「ゆりの間」などの部屋に分かれています。
シニョリーア広場
共和国時代からの政治の中心で、ヴェッキオ宮殿の前にあるシニョリーア広場は、マニエリズム様式のネプチューンの噴水をはじめとして、数多くの像が並んでいます。
彫像の並ぶロッジアの回廊は、シニョリーア広場の角にある建物で、ウフィツィ美術館に隣接しています。幅広いアーチの開口部が通りに面していて、ミケランジェロはシニョリーア広場全体をこのアーチで取り囲むことを提案したほど気に入っていたとのことです。
かつてこの広場では、1497年に、サヴォナローラの焚書や火刑が行われたこともありました。
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