チェノーネとはイタリアで大晦日にする夕食会のことです。大体、9時頃から始まり、カウントダウンして新年になりスプマンテ(シャンペン)で乾杯するまで続きます。街中はお祭り騒ぎになり、新年を祝う花火が打ち上げられます。ホテルのレストランも含めて、どのレストランも料金の高い特別メニュー(コース料理)を用意し予約制となります。何か日本のクリスマスのレストランと似ています。
コースは前菜から始まり、プリモが2回、セコンドが2回そしてデザートといったように、日本人が食べられる量ではありません。このチェノーネを避けるためには、夕食をレストランでとらない工夫が必要となりますので、ご注意ください。
ピザは夜の食べ物(2011.1)
5月1日は通常でもイタリアは労働祭日(メーデー)ということで、主要の施設やレストラン等が閉まっています。休日の1日のメーデーから連続して休む人が多く、観光地はどこも5月の第1週は混雑が見込まれます。
ローマで入場可能な見学先はローマ国立博物館,サンタマリア・マジョーレ教会、パンテオン、カラカラ浴場等です。トレヴィの泉や広場は当然ながら訪問可能です。
イタリアの年末年始(2011.11)
日本では軽食の一種と考えられているピザは、イタリアでは正式なディナーメニューです。そのため観光客向けのものを除くと昼食ではピザが食べにくくなっています。ローマには昼間からおいしいピザを出す
ai Foriや
ピッツェリア・カプリチョーサがありますのでご利用ください。
西洋居酒屋エノテカ(2011.1)
イタリアの各地にあるエノテカは、ワインショップであるエノテカでは、ワインを試飲、購入する付帯サービスとして、カウンターの横にサラミやチーズや生ハムといったつまみをちょっと頼んで軽食の取れるようになっています。エノテカで軽食をとるのがイタリアのトレンドです。 詳しくは
ホームページをご覧下さい。
子供を連れてのレストラン(2015.1)
ほんの10年前なら、レストランに子供を連れて行く等、あまり考えられていませんでしたが、最近イタリアでも子供連れでもOKのレストランが増えて来ています。
今ではトラットリアやピッツェリアはまずオーケーです。レスト ラン (Ristoranet)の表示があっても 格によってはかなりオーケーです。ただし格式のあるレストランや皆着飾っていくお澄ましレストランだと断られることが多いようです。いずれにせよ、子連れを認めるかどうかは、レストランに確認することをお勧めします。
年越しディナー(2010.10)
イタリアでは年越しディナーは国民的イベントです。高級ホテルのレストランですと、正装した男女客、ピアノか管弦楽。で、かなりスノッブなお祝いになります。街のレストランですと、まぁ、そこそこ着飾った客。ワイワイと食事をし、どこで食事をするにしても共通なのが、零時にシャンペン。パネットーネかパンドーロ。レンズ豆と豚の脚を煮込んだもの。が出ます。 場所によってはテラスで花火、ということもあります。レストランの規模によって、キーボード演奏の歌手を呼んだりします。庶民が行くような店だと、テレビの年越し番組と一緒にカウントダウンしたりします。一般ローマ人ですと、若い人は家で食べてから着飾ってディスコへ。家族や中年夫婦は、友達を集めて誰かの家、あるいは、大きな場所を借りてお金を出しあって、食べ物を持ち寄る。あるいは郊外のレストランへ出向いて安めにあげます。
レストランの種類(2010.1)
イタリアのレストランは多種多様で、それぞれに適した利用方法があります。その違いをお知らせします。
リストランテ (Ristorante):いわゆるレストランです。高級レストランの多くはこの中に含まれます。ドレスコードのあるところもあります。 3つ星等の高級レストランで、前菜とパスタで終わりというのは、現地ではルール違反となります。
トラットリア (Trattoria):リストランテよりは気軽に利用できる食堂です。ナプキンも布ではなく、紙が利用されることが多いです。 一皿を取り分けてもらうことが出来たり、前菜とパスタで終わりというのも許されます。日本のトラットリアよりハードルが低いです。
エノテカ (Enoteca):ワインショップであるエノテカでは、試飲のためおつまみを出していました。これが発展して、今では西洋居酒屋のようなところになっています。中には食事を出すところもあり、軽食には最適です。ただ、ワインは必須アイテムになりますが.......
オステリア (Osteria):エノテカから発展した庶民的食堂です。日本の大衆食堂と異なり、ただ食べるだけでなく、ワインが充実しており、食事時間を余裕を持って過ごすことができます。
イタリア料理のコースについて(2010.1)
イタリア料理のコースの、アンティパスト、プリモ・ピアット、セコンド・ピアット、ドルチェの意味合いをお知らせします。プリモ・ピアット、セコンド・ピアットがフランス料理の肉、魚と異なっていることが分かります。
アンティパスト (antipasto)・前菜:前菜を意味するハムやチーズ、燻製、カルパッチョなどのシンプルでいてお腹がいっぱいにならない、食欲をそそるためのスターター料理。プリモ・ピアット(第一皿)が出るまでの間つなぎの軽い食事。
プリモ・ピアット (primo piatto)・第一皿:最初のメインディッシュ。パスタ、リゾット、ポレンタ、スープなどが分類される。どちらかというと炭水化物系の料理。ここでパスタやリゾットを頼むと、日本人にとっては分量が多すぎるという声も良く聞きます。
セコンド・ピアット (secondo piatto)・第二皿:2番目のメインディッシュ。食事のハイライトとなる料理です。魚料理と肉料理の二種類に分類されるタンパク質系の料理です。セコンド・ピアット制覇を目指してがんばってください。
ドルチェ (dolce)・甘いもの:デザートを意味します。果物やケーキ、チーズがデザートとして出されます。