ミラノの中心のドゥオーモの近くに世界的に評判の高い美術館のアンブロジアーナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)があります。
14世紀から建設が始まり、完成まで約400年かかったミラノのシンボルである
ドゥオーモDuomoは、500万人のカトリック信者がいる世界最大の司教区であるミラノ大司教区の聖堂で、イタリアゴシック芸術の最も偉大な作品と言われています。
フェデリコ・ボッロメオ枢機卿が1600年代からすでにアンブロジアーナライブラリーを創設した場所であり、同枢機卿の絵画収集品をもとに絵画館がつくられました。
ここには15世紀〜16世紀のロンバルディア派絵画やルネサンス期のヴェネチア派の絵画などの美術品が納められています。
主な収蔵作品としては、レオナルド・ダ・ヴィンチ作と言われる「楽士の肖像」、ボッティチェッリの「天蓋の聖母」、ティツイアーノの「3賢王の礼拝」、カラヴァッジョの「果物かご」やラファエロの「アテネ学堂」をはじめとしてブリューゲル、デューラー などの数多くの作品が展示されています。