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ヴェネチア
観光ガイド

ヴェネチアの名所


ヴェネチア観光ガイド



 ヴェネツィアは、中世には海上貿易都市国家であるヴェネツィア共和国の首都として盛えた都市で、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもっています。ヴェネツィア湾にできた潟ラグーナの上に築かれ、運河が縦横に走っています。


 ヴェネツィア本島の真ん中には全長約3kmにおよぶ逆S字形のカナル・グランデ(Canal Grande、大運河)がヴェネツィアの北西から南東へ、市街を2つに分けながら湾曲して流れています。何世紀もの間ゴンドラ(gondola)と呼ばれる手漕ぎ船が運河の交通手段となっていました。カナル・グランデには4つの橋がかかっていますが、中でも最も古いのが16世紀中葉に建設されたリアルト橋で「白い巨象」とも呼ばれています。


 このカナル・グランデに面して大商人の邸宅や宮殿が並んでいます。カ・ドーロ (Ca' d'Oro)はカナル・グランデに面する邸宅のうちで最も美しいものの一つといわれています。かつて外壁に金箔と多彩色の装飾が施されていたことから、カ・ドーロ(黄金の館)と呼ばれています。邸宅は15世紀に、元首(ドージェ)を輩出しているヴェネツィア貴族コンタリーニ家のために建てられもので、現在はギャラリーとして一般に公開されています。
 カ・ペーザロは、運送業で富を築いたヴェネツィア有数の貴族で行政官のペーザロ家が18世紀に建てたバロック様式の館です。現在は現代美術館として公開されています。

 カナル・グランデの終点にあるのがヴェネチアの中心、サン・マルコ広場です。この広場はヴェネツィアで最も有名な大聖堂を持つ聖マルコを祀ったサン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)は、ビザンティン建築を代表する建築物であり、海洋都市ヴェネツィアの象徴ともなっています。サン・マルコ寺院につながるドゥカーレ宮殿は共和国の元首(ドージェ)の館兼政庁だった建造物です。外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されています。


 ドゥカーレ宮殿と運河を隔てて対岸の牢獄は、ため息橋で結ばれています。恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるのだという観光スポットです。また、サン・マルコ広場南側の新行政館の回廊には1720年に開業したカフェ・ラテの発祥店として有名なカッフェ・フローリアン (Caffe Florian)があります。
 サン・マルコ広場にはヴェネツィアの街のシンボルとされている高さは98.6mのサンマルコ鐘楼があります。鐘楼の上にピラミッド型の尖塔が乗っています。この尖塔の頂上にある金色の像は大天使ガブリエルを模したものです。また聖マルコを象徴する翼を持ったライオン像を見ることができます。
 サン・マルコ広場の正面にはカトリック教会のバシリカであるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂があります。ここは水上からサン・マルコ広場へ上がる玄関口の目印となっています。

 サン・マルコ寺院とならんでヴェネツィアの観光名所となるのが、14世紀〜18世紀のヴェネツィア派やトスカーナ派の作品が展示されているアカデミア美術館です。ここはベネチア・ビエンナーレの会場にも使われています。また本島の中には、18世紀に開場されたイタリア有数の歌劇場であるフェニーチェ劇場(不死鳥劇場)があります。

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