巡礼が巡る場所

 
目 次
1.はじめに
2.巡礼が巡る場所
3.イタリアのレストラン事情4日本との相違点
4.旅の情報:郊外のタクシー
5.あとがき

1.はじめに

 ローマには教会以外にもキリスト教の巡礼者が巡る場所が数多くあります。キリスト教の遺跡や、聖遺物を祀ってある場所です。また聖ピエトロ、聖パオロの絵画が置いてある場所も巡礼の対象です。

2.巡礼が巡る場所

<アッピア街道沿いのカタコンベ>
 もともと古代ローマの地下墓地を意味していました。この墓地の古い呼び名「カタクンバス」がカタコンベの由来となっています。 しかし初期のキリスト教徒がローマ帝国の迫害を逃れ、ここで信仰を守りつづけたことから、キリスト教信者の礼拝堂、墓地等をさすようになっています。
 
<スカラ・サンタ(聖なる階段)>
 スカラ・サンタはエルサレムの総督であったピラトの官邸にあったもので、キリストが死刑判決を受けて下りた階段です。これをコンスタンティヌス帝の母ヘレナがエルサレムから持ち帰ったとされています。
<サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会(聖十字架教会)>
 キリスト教の熱心な擁護者であったヘレナ皇后(キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝のお母さん)が、パレスティナ地方からの聖遺物をために建てたといわれ、キリストの貼り付けに使われた十字架、釘の破片が聖遺物として祀られています。
 
 クリスチャンのローマ→https://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/cristian.html

3.イタリアのレストラン事情4日本との相違点

<開店時間>
 イタリアのランチは1時から、ディナーは8時からが普通で、この時間に合わせて、レストランが開店します。そのぶん閉店時間が遅くなり、昼は3時過ぎ、夜は11時頃まで営業しています。
 
<お祝いの日やバカンスの休業>
 イタリアのランチは1時から、ディナーは8時からが普通で、この時間に合わせて、レストランが開店します。そのぶん閉店時間が遅くなり、昼は3時過ぎ、夜は11時頃まで営業しています。
<シーフード>
 イタリアでは日本と異なりシーフードは高級料理です。肉料理より高いのが普通です。しかも新鮮な魚介類は一部の高級店を除き、漁港近くのシーフードレストランでないと味わえません。よく日本のお客様から「ローマ市内で手頃なシーフードが食べられる店を紹介して欲しい」とのリクエストをいただくのですが、これは非常にハードルが高いリクエストということになります。ローマで手頃で新鮮なシーフードを食べたいと思う地元の人たちは、わざわざ車を使って、漁港のあるフィウミチーノやアンツィオまで出かけています。
 
<おいしいレストランは郊外>
 イタリアでは一人50ユーロはする外食は、一般の庶民に取ってたまの贅沢です。外食を楽しむために、わざわざ郊外の手頃でおいしいレストランを巡ります。また、三つ星レストランの場所もローマのペラゴラとフィレンツェのエノテカ・ピンキオーリを除くとみんな郊外にあります。ヨーロッパの各国でも一般的ですが、イタリアでもおいしいレストランは郊外とお考えください。

4.旅の情報:郊外のタクシー

 基本的に郊外にタクシーはありません。郊外に出かけられて、帰りにタクシーを使う場合は、訪問先の人にタクシーの手配をお願いしてください。そうでない場合は、行きのタクシーに帰りも迎えに来るように依頼してください。ただ依頼しても確実ではないことから、往復でチャーターすることをお勧めします。

5.あとがき

 イタリア映画は、ハリウッドの娯楽作品と一線を画し、素晴らしい作品が次から次に生み出されています。そのため根強いファンが今でも多く存在します。次回は“イタリア映画の森”としてフェデリコ・フェリーニのお話を取り上げます。
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