「私は小さい頃から、こう言う手作業をするのが好きだったの。だから自然にこれを仕事にした…って言う感じね。
父が画家だったので、材料やそういう「空気」に事欠かなったし。
彫金の技術は、Via Margutta(スペイン階段近くの「画廊通り」と呼ばれる小道。
画廊、アトリエが多いアートな通り)にあった装身具の学校『Cascialli』で覚えたの。
この学校1862年にできた古い学校だったのだけど、今無くなっちゃったわね。
古いやり方は今は合わないのかしら?この学校で彼と知り合ったのよ。」
「私はデッサンをしてから作るけれど、彼はいきなり作り出すの。頭に入ってるんだって。」
「今、よく使うのはボールベアリング。指輪に組み込んで『動く指輪』。
動的で面白いでしょ? 」
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