ローマやミラノのような大都市を離れると、「手頃な」大きさの街がそこここの山に張り付いているのが見えます。
中世起源の街は当時の様子のまま今も街として機能しています。
ここでは、そんな街コルトーナとモンテブルチャーノを見学します。
コルトーナは映画「ライフ・イズ・ビューティフル」のロケに使われたので、スクリーンですでに見た方もいらっしゃるでしょう。
広場と市役所を中心に街が広がり、教会で締めくくり、街全体を囲む城壁…イタリアの街の作りが手に取るようにわかり、「大都市」も広場や教会の数が増えただけなんだ…と納得します。イタリアの街どこでも見る「CENTRO(中心地)」の表示の意味が納得できます。
コルトーナを後にして、美しいトスカーナ州の田園風景を走りながら、イタリアで4番目に大きい湖、トラメジーノ湖が見えると、もうお隣のウンブリア州です。ウンブリアは日本の長野県や山梨県と対比できる、山と緑と水が豊富な土地です。
ここのアグリツーリスムで、土地の特産物であるオリーブオイル、サラミ、チーズをご賞味いただけます。もちろん、ご自宅でもっと賞味するために買って帰る事もできます。
昼食の後、またお隣へ戻り、トスカーナ独特のなだらかな丘陵を走ります。中世の街モンテブルチャーノで古い古いワイン鋳造所を見学します。
凝灰岩をくりぬいて作ったワイナリーに入ると、ワインの樽が並び、ぷ〜んとふくよかなワインの香りが…
あ、御心配なく。目と鼻だけではなく、ちゃんと舌でもワインを味わっていただきますよ。
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