トスカーナに残る中世都市国家の個性的な町、シエナとサン・ジミニャーノを訪れるツアーです。
ローマを北上して行くと、すぐに緑豊かなウンブリア州にさしかかります。
糸杉が目につくようになると、トスカーナ州です。まさにラファエロやダ・ビンチの絵の背景です。
このトスカーナの小さな町、シエナの中心には扇形のカンポ広場があり、毎年、夏に行われるシエナ独特のお祭り、鞍を付けない裸馬での競馬「パリオ」が有名です。各地域、色別された馬と騎士が聖母を描いた旗「PALIO」を賭けて競争します。同じ色のスカーフと地域の紋章旗を振って応援する人々。ブラジル、リオのカーニバルのように、シエナの人には欠かせない年中行事です。
シエナを後に、キャンティワインのぶどう畑を通りながら、サン・ジミニャーノに着きます。
紀元前のエトルリア人が作った町ですが、西暦1000年前後に、どこの支配も受けない自由な市国となり、町を強固な塀で囲んで安全が保たれてから大いに栄えました。
この当時、富を誇示するために、あるいは守護するために、貴族達が競って建てた塔がこの町の特徴です。
家としても使ったそうですから、さしずめ中世のマンハッタンですね。
72あった塔のうち現存するのは15ですが、 他に類を見ない景観を与えるのに十分です。
エトルスコの博物館やドゥオモなど、「見るべきもの」はありますが、10〜11世紀がそのまま残る町並みを散歩するだけで、来た甲斐がある町です。
昼食の後、人気のアウトレット「ザ・モール」でのお買い物をお楽しみください。
ボッテガ・ベネタ、アルマーニ、グッチ、フェラガモ、トッズ、ヴァレンティーノ、セルジオ・ロッシ…
ごひいきのブランド、ありますか?あるいはこの機会に身近にしてみるのも…
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