ローマから吹く風




イタリア家庭料理ー干しイチジクのオーブン焼き

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 初夏に取れたイチジクを干して、秋にオーブン焼きします。寒くなってきた季節の楽しみです。甘くておいしいイタリアの家庭の初冬の楽しみになります。



 料理の下ごしらえはノンノ(おじいちゃん)が得意とするところです。
 
 細かく、手間のかかる作業だ。長年の経験で、焦ってもいらついてもしょうがない、と知っている。
 
用意するもの:
 干しイチジク、アーモンド、月桂樹の葉、レモン、フィノッキオの実。
 月桂樹の葉とレモンの皮は細かく切っておく。
 


 

 まな板に干しイチジクを乗せ、レモンの皮、月桂樹の葉、フィノッキオの実それぞれ少量を乗せ、アーモンドを一個乗せます。
 もう一個の干しイチジクを乗せて、ギュッと!押して離れないようにします。忍耐が続くまで作業を繰り返します。



 150度ほどに熱したオーブンで20分ほど。オーブンの調子が悪くて、下方からしか熱して無いのを気が付かず。上のほうが焼けないので、しつこくオーブンに残してしまったので下が焦げてしまった。
 でも、おいしい。イチジクの甘みはさらに上がり、アーモンドとその他の香りがハーモニーを奏でます。
 
 暖炉の前で、甘口の赤ワインなどと一緒に食べるイメージが湧いてくる。 寒さも楽しくなってしまう。この作業が終わったら、雨が降って気温が下がってすっかり秋になりました。