ローマから吹く風




ダニエラの超料理

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 ダニエラはダンナが高校の頃からつるんでる友達の妹。この兄妹の家がトラットリアだったこともあり、妹もその彼(現在のダニエラの夫)もひっくるめてワイワイ付き合っていた。太いまゆのキリッとした、ハートの熱い女性だ
 
 実家のトラットリアのキッチンを遊び場として過ごしたダニエラ、料理が大好きでもてなしてくれる時は、とても一介の主婦とはおもえない手の込んだ料理を用意してくれる。手間暇をかけて調理してもてなすことを喜びに出来る人。だから、こちらも喜んで、愛情たっぷりのその美味しい食事を遠慮無くいただいています。


<うさぎのオーブン焼き>
 
 その辺のお肉屋さんで買ってきたうさぎではない。北イタリア、アドリア海側のイェーシという街に住む叔母さんの農場から持ってきたもの。
 
 骨を全部抜いて、腹にいろいろ詰め物をし、脂肪分が少ないウサギ肉をパサパサにしないで仕上げる。



 
<鳩のオーブン焼き(まだ途中)>
 
 これもイェーシの叔母さんの鳩。鳩も脂肪分が少ないのでうまく豚の腸詰めなどと合わせないとパサパサして美味しくない。
 
 写真でわかるかな。ダニエラのオーブンは普通のキッチンの倍の幅があります。いかにいつも大人数の調理をしているかがわかります。


   鳩、アヒルをひき肉にしてトマトと和えて、パスタの具にします。


<鳩のオーブン焼きの出来上がり>
 何度もオリーブ油をかけたり、温度を調整したりして、皮はカリカリ、中はしっとりに仕上げる。
 
 ダニエラの家はビルの7階で庭がない。テラスに鉢を並べて、バジル、タイム、ミント、ローズマリーなどハーブがたっぷり。
 
 そのハーブをどんどん使ってみて自分の味にしていく。
 
 料理が出来る人って、あの味とこの味を組合わせたら美味しいだろうって想像できてしまうんだよね。
 ごちそうさまでした。