ローマから吹く風




プロチダ島ショートトリップその2

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 日本の海の家みたいなバール。見にくいけれど、「Well come to Postino Beach」と書いてあります。プロチダ島は世界的にヒットしたイタリア映画「イル・ポスティーノ」が撮影された島として、一躍有名になりました。島の至る所に「イル・ポスティーノ」絡みの場所があります。ポスティーノを撮影した海岸、漁港、ヒロイン・ベアトリーチェの居酒屋兼食堂、果てはポスティーノ広場やポスティーノ通りまであります。


<鉄馬で島巡り>
 二日目。
 ナポリの駐車料金が高いので、カーフェリーで車を持ってきたけど、外部のものは税金を払わないと運転できない。運転できても、あの細い道を走り、駐車場所を探すのは至難の業。。。で駐車場に置きっぱなしにすることにしました。
 
 そこでミニ市バスで移動する。今、走ってるのは二車線もある大通り。だから飛ばす飛ばす。
車内でも切符が買える。20セント増しで1,40ユーロ。運転手さんが小銭のお釣りを用意してないのはイタリアだね。火山起源の島で当然坂道だらけ。内部の道は狭い狭い。だから一方通行だらけ。道を間違えても、歩き続ければ行きたいところへたどり着くけどね。
 
 これでとりあえず全ての拠点である港ヘ行き、鉄馬を手に入れた。借りたのはLiberty125、24時間で30ユーロ。モーター関係がないと足が地につかない旦那です。



<ナポリの英雄マッシモ・トロイージ>
 「イル・ポスティーノ」は、1950年代の一時期、祖国チリを追われた実在の詩人パブロ・ネルーダが、ナポリ湾のカプリ島に身を寄せた史実にもとづき、架空の漁村を舞台にマッシモ・トロイージ扮する郵便配達夫(イル・ポスティーノ)と心を通わせる名作です。
 
 写真の立て札があって、「ここでトロイージは撮影をした」と書いてある。「イル・ポスティーノ」主演のマッシモ・トロイージはナポリの英雄なのだ。だから、この立て札にチリの詩人パブロ・ネルーダを演じた世界的俳優フィリップ・ノワレの名前はありません。


 ハイ、これが立て札の写真の風景です。坂道が右手に見えてます。映画ではこの坂部分を写さないようにしてました。この道は通りの名前にもなってます。「ポスティーノの海岸通り」(写真右)。下の写真は、坂道で撮った写真です。
 
 実際のパブロ・ネルーダが一時滞在していたのは、カプリ島。場所が違うなどと野暮なことは言わないでください。
 亡命当時のカプリ島は、今と違ってとても辺鄙なところがありました。現在の観光地化したカプリでは、ロケはできません。ナポリ湾で鄙びた雰囲気の残ったプロチダ島が映画のロケ地として最適だったのです。



<ビバラの島>
 「ビバラの島」は、自然公園になっていて、本島と橋でつながっている。鉄馬で行ってみたのだけど、鉄柵が閉まっていて入れなかったのだ。
 
 これ、しまってる鉄柵。鉄柵の横にある壁に開いた穴二つ。これに足をかけてよじ登り、柵の横から滑り入る。
 
 無事侵入。橋は完成していて、ゴミ箱まである。なぜ開放しないのかは謎だ。


 橋を渡りきった所で、岩場に降りる階段が私たちを呼んでいたので降りてみた。岩場なので、水が澄んで綺麗。ただ、太陽が山のあちら側に行ってしまっていたので、海水浴は諦めた。
 
 橋と岩場をつなぐ階段(下写真左)。岩場まで来ると、階段は未完成(下写真右)。あるいは破損。だいたい、岩場と言っても5、6人も来たらいっぱいになってしまうくらいのスペースしか無い。ここに階段を作った意味は謎だ。橋の修復のため????
 まぁ、イタリアにはあちこち謎の建造物があるので、あまり不思議でもないのだけど。要するに、公共事業をでっち上げ、EUや国へ補助金を申請し、とりあえず形ばかり建設し、食べるだけ食べたら「予算がなくなりました」と言って放置するのだ。こういうメンタリティが無くならないと、少なくも、減って行かないと、イタリアはこのまま沈没していくんじゃないかと思う。。。。

 



<Marina Corricella>
 もう一つ「イル・ポスティーノ」絡みの場所、「Marina Corricella」。小さな漁港で、スペイン風の建物が独特の異国情緒を出している所。
 
 このYoutubeのダイジェストの1:09にちょこっと出てくる建物。この港に郵便局と郵便配達夫が恋するベアトリーチェの店がある、ことになっている。↓
https://www.youtube.com/watch?v=P9anFaopVMo&feature=related
 
 はい、ここも名前が変わりました。「マッシモ・トロイージ広場」



 夕飯は昨夜の「ラ・コンキリア」へ。無料でこの港からレストランまでモーターボートで送迎してくれるのでそれを利用した。暖かい微風を受けての移動は心地良い。
 
 そこでMidoromaさんが奇跡のハーモニーと呼ぶ、2種類のパスタをあじわったのです。それは「リコッタのパスタ包のナスとボンゴレソース和え」(下写真左)と「パッケリ(巨大なマカロニ)のボンゴレとムール貝和え」(下写真右)でした。